『ピンクリボン』

今日3つめ。
どんだけヒマやねん、ちゅう話。

gyaoで今無料視聴やってました。
さっきピンク映画よくわからんとか書いたから、観てみることに。
ピンクリボン
藤井謙二郎監督2004年のドキュメンタリー、約2時間。
濃密やったねー
黒沢清から始まり
井筒和幸
高橋伴明
若松孝二
ら蒼々たる監督陣
若手監督やプロデューサー、その他ピンク映画に関わる人々へのインタビューと、当時のピンク映画。
その裏で一本のピンク映画がまさに今、撮られる。


実際多くの監督がピンク映画を経験してきたことは知っていた。
また低予算でつくられること、撮影時期の短かさ、諸々は新文芸坐でも黒沢清が語っていた。
日本の映画界の底流(失礼かも知れないが)を形作っているのがピンクなのかもしれない。
アダルトビデオ全盛の時代に、なぜピンク映画なのか?
この問いに正面からドキュメンタリーは答えない。
ピンク映画がもつ40年の歴史、文化を人を通して追っていく。
エリートに反抗するアバンギャルドとしてのピンク映画。
商業映画への入り口としてのピンク映画。
カウンターカルチャーとしてのピンク映画。
実験的手法や自由な創作の場としてのピンク映画。
これらの意味でピンク映画の果たした役割は大きい。


ん〜けどやっぱりピンク映画大賞出してる人とか、若手の人にエネルギーは感じなかったな。
斜陽なんでしょうか。
いまデジタルカメラで簡単に撮れて、ネットで世界配信できる時代。
またまた崔洋一ですが、
「撮りたいか、撮りたくないか、ただそれだけ」
と言っていた。
映画を作り公開すること自体のハードルは限りなく低くなってきている。
ある程度の資本を必要とするならば、それを集めるためにはビジネスが必要。
やっぱり世の中金なんかね。


なんて後味の悪い終わり方ですが。
そういやこれもUPLINK配給。
では