『ハゲタカ』

ヒューマントラストシネマで見てきました。
表参道へ渋谷から抜けるお洒落ビルの8階にある映画館。
ん〜劇場施設いまいち。
なんか映画への「愛」を感じない。
スクリーンがやたら上にあって、かつ縦長の劇場。
お洒落ビルにとりあえず映画詰め込みましたって感じ。
しかも東宝系。
まぁ無難にあたるよーに作ったって感じです。
と文句タラタラですが、それは自分の後ろの席の人が時々私の席を蹴って、
そのイライラが全てを悪く見せたって面も否定できないです。


で『ハゲタカ』
見に行ったきっかけはエキストラとしてちょっと関わったから。
全編通して、テレビの2時間特番よりはうまくできてました。
それなりの出来って印象。
それ以上でも以下でもない。
金は割とかかってるしね。
商業映画としてはまぁ及第点、というかまぁ充分だと。
えらそーに言うてます、だってテレビっぽいから。
「映画」ではなかったですね。
カメラワークもNHKて感じでおもしろくないし。
映像もまぁ普通、テレビっぽい煽りが若干わざとらしいか。
話も若干消化不良、というよりも長い。
あの程度の話なら後味よく、もっと簡潔にできたんでは?て。
リーマンショック以降、急に脚本を大幅に書き換えたんで、しょうがないとこもあるとは思いますが。
プロット自体は経済ドラマとして普通におもしろかったです、念のため。
少しネタバレ的に言うと、
劉がああなってしまうのは、ラストシーンありき、それを言いたいがためだと思うと、
納得できなくもないですが、まぁいらんかなー幸せな気分にして欲しかった。
唯一、株価が大暴落するシーン。
5.1サラウンドをフルに使った音響はかっこよかったす。
ブツブツと言いつつも、全体として可もなく不可もなく、普通の映画でした。
まぁおもしろかったよ(笑)


最後に、このアカマ自動車のモデルというか実際にやってくれないかって、
某社にオファーを出したって噂をききました。
そらすぐに断られるわ。
だって笑われへんやん。
では