『GOEMON』

2009年公開、紀里谷和明監督の2作目。
これは飛行機の中で見ました。
映像が売りの作品なので、そのへんは差し引いても、ひどいすね。
話の筋としては忍者同士の争いは実は裏で大局が動いていたと。
日本人はこの手の話が好きなんですかね、割と多い気がする。
『狂気の桜』しかり、若者や一見自由に振る舞う者達が組織にうまく使われて死んでいく…
という話です。
ぶっちゃけ筋は容易に想像つきますね、あんまり大きな展開も無し。
史実とはまるで違うので、そこだけ違和感になってしまってる感もぬぐえない。
人気者を多数配し、映像もまぁ金というか派手に作ってるなと。
まぁその映像はコンピューターでいじった張藝謀もどき。
日本的でも中国的でもない。
これはいうなれば日本のゲーム的。
戦国BASARAとか三国無双の世界を映画化したようなもんで、『FF』がこけたのと同じっちゃ同じ。
正直、映画でゲームの絵を見せられてもね、と。


ある映画関係者の方に「これは外国人が喜ぶように撮った感じらしいから、見たら感想聞かせて」
って言われてましたが…
外国人はほんまに喜ぶんですかね。
とりあえずそのためにはヒロスエは地味、もうちょっと派手でセクシーな女優さんでないと。
たぶん欧米から見ればヒロスエは子どもっぽすぎる(子どもおるけど)
あと話の展開も陳腐で、バットエンド。
これはあかんでしょ。
あんだけアクション盛り盛りでやったんやったら、観客の期待するのは大円団。
やっぱりゴリに(これ以上はいえないですけど)
結論として、無国籍すぎて意味不明、そして話も微妙にわかりにくい。
これは海外ではうけんとおもいますよ。

では