『ネムルバカ』

少し間が空いてしまいました。
本人としては大きな出来事がたくさんあって、
いろいろ悩んだり、楽しんだり、悩んだりしていたので、短かったのですが。
ただだいぶ落ち着きました。
ここ最近はBook Off→まんだらけ
というルートを気がつけば通ってマンガ探してたりします。
もう終わりやな、私。
てか新刊買って出版界に貢献せえやって話でもあります。


てななかで今回は石黒正数
それでも町は廻っている』でブレイク?したんですかね。
まぁ割と絵とか感性が好きなので気に入ってます。
時々ねらいに行ってる感じが微妙やったりしますが、
全体として完成度は高い人やと思います。
ちなみにこれはちゃんと新刊で買いました(笑)


ネムルバカ』
大学の女子寮を舞台にした先輩後輩の話。
まぁこんな大学生生活はないやろーって感じの中で、ふと日常があったりして。
たぶん作者は全部日常のつもりで書いてるんかもしれへんけど。
いつもは基本的に引用とかはしないんですが、
気に入った言葉があったので、是非に1点だけ。


これね。
「駄サイクル
ぐるぐる廻り続けるだけで一歩も前進しない駄目なサイクルのこと。
(中略)
自称ア〜チストが何人か集まって
そいつら同士で
見る→ホメる→作る→ホメられる→見る
−を繰り返しているんだ
それはそれで自己顕示欲を満たすための完成された空間なんだよ
で 自称ア〜チストってのは常々やってて楽しいと思える程度の練習はするが
本当に身になる苦しい修行はツラいからせず…
(中略)
馴れ合いの中で自分が才能あるア〜チストだと錯覚していく…
駄サイクルの輪は自称ア〜チストに限らずいろんな形でどこにでもある…」


ですね。
私が仲良しサークルに対して持っている違和感は全て言い当ててくれました(笑)
つまり本人達は一生懸命やってるし、楽しい。
けどそれは本当に輪を突き抜けて成長するモノなのか。
切磋琢磨して競争するフィールドだけが正しいとは言いませんが、
ぬるま湯につかりながら、それに気づかないで、おたかくとまってるのはイタいよね。
自分自身としても、身につまされて痛いところは痛いし。
このブログもそういう意味では完全に「駄サイクル」
しかもそれを世間に出してるところが尚救いようがない…
てな感じですわ。


他にも大学生ぽい
「やりたいこと」
これをハッキリわかっている人と、ない人。
そしてその中間に「やりたいこと」と「やれること」がハッキリわからない大多数の人々。
みたいな記述があったりして、私自身はよくわかる感覚でした。


ん〜今、私自身の環境が故にこれだけ感情移入できたのかも、とか思いますが。
とりあえず他にも読んで書いてないものもまだあるんで、近日中にでも「駄サイクル」
では