『愛の果てへの旅』

ご無沙汰しておりました。
誰も待ってないか(笑)
5月に入って、大阪行って飛鳥、吉野、京都は鞍馬から貴船に行ったり。
仙台に行って、青葉祭りから松島行ったり。
それなりに充実しながらも、まとまって映画とか漫画みてませんでした。
それよりはテレビ、見てました。


そして今回はイタリア映画。
パオロ・ソレンティーノ監督の『愛の果てへの旅』
簡潔な感想、スタイリッシュでかっこいい。
そして、おもしろい。
話としてはスイスのあるホテルにずっと滞在し続ける男。
それを巡る物語が、動くようで動かない、ようで動いて終わり。
基本的に部屋から部屋で物語は展開していく。
屋外はラストのシーンと車だけ。
車の時はときはトランス系の音楽がかかって、早回ししたり、なんやらでかっこいい。
ナイキとかホンダのCMみたいで。
すごく清潔で近未来的な街を疾走し、カメラがなめていく。
とにかく車の感じは好きだな。


そしてホテルでの部屋でのシーンが多い、てかほとんど。
映画の中でも「いつもホテル」や言うてるしね。
あまり明るくなりすぎない、最小限の光だけで落ち着いた撮り方。
静かに話が流れていく。
登場人物も必要以上に増えないし。
最後は誰やねん、っていうのもでてくるけど。
まぁ何よりも第一は主演のトニ・セルヴィッロ、すごいす。
カメラが基本的に静、主演のセルヴィッロも動きは少ないです。
表情も変わらないし、台詞の抑揚もない、そして動きもない。
そのような中で、確かにその時それぞれを演じ分けてる。
というよか伝わってくる、空気が。
ウェイターを誘うとき、孤独を感じているとき、はったりかませているとき、等々。
物語の筋自体は前半我慢、そして後半拍子抜け、正直。
それでも見せてしまう、そして浸れる力がこの作品にはありました。
ソレンティーノ、また見たいと思いました。



あと、まだ書こうと思ってるのをとりあえずリスト化、忘れないように。
黒田硫黄大日本天狗党絵詞
山田芳裕へうげもの』1−8
羽海野チカハチミツとクローバー
もやしもん』アニメ


ハルヒの2期はじまりましたね。
では