『スワンプ・ウォーター』

ジャン・ルノワールの1941年、アメリカでの作品。
完全にハリウッドの作り、スタジオとロケと。
「人を信じること」
「勧善懲悪」
「ロマンス」
全てが貫徹され、女性の愚かさ(なんかキリスト教的な)とか、一人の若者が父親との確執も越える様など盛りだくさん。
短いなりに全てが収まっている。
映画的ご都合主義といえばそれまでだけど、伝えることに主眼をおいた撮り方。
見ていてて、すごく楽。


今日的に見れば小品でしかないかもしれないが、アメリカ南部の沼地の底の見えない怖さ。
なんとなくアラバマ物語とかの南部の暗いイメージに通じるものがありました。
とりあえず、こんな映画も撮れるんです、ルノワールでした。
では